「やわらかくておいしい」は、おいしい?①

以前、ある患者団体の主催するイベントのお手伝いをした際に、講師をお願いした料理研究家の先生のご自宅で打ち合わせをする機会がありました。その中でふと先生が「日本人の味覚」を話題にされ、「今はみんな、おいしいって言う時に、こ …

電力自由化とブランディング

2016年の4月より電力(の小売り)が自由化されることはすでに多くの報道やCM等で周知され、消費者の味方とばかりにテレビの情報番組では「この自由化でいかに電気料金が安くなるのか?!」ということだけにひたすら言及する特集が …

「流行」という概念は今も存在しているか③

ごくごく私的に流行して欲しいと思っている言葉、もう日本語に組み入れても良いのではないかと常々思っているのは、テレビ東京の「Youは何しに日本へ?」という、日本に訪れる外国人をひたすら取材しまくるという番組における、スタッ …

「流行」という概念は今も存在しているか②

表現が難しいのですが、例えば「アナ雪」は映画で、映画自体がヒットする、流行する、ということは普通に起こります。しかしそのタイトルや映画内のセリフや歌は、決して「新しい言葉」ではない以上、この映画がヒットしたからといって、 …

「流行」という概念は今も存在しているか①

「安心してください、ブログ続けます」 …ということで、2015年の「新語・流行語大賞」が発表されました。 広報業界にいると、どうしてもこの流行語というものが気になってしまい、つい毎年チェックしてしまうのですが、毎年、その …

【危機管理対応のCase Study】デザインパクリ問題

メディアをにぎわせている有名デザイナー氏の諸々の「パクリ疑惑」に関しては、もしも堤真一が危機管理の対応をしていたなら、間違いなく「あなた方は初期対応で完全にミスを犯した。既に危機に直面しています」(©リスクの神様)と述べ …

目立つ人を取り上げるだけなら、誰にでもできる。

メディアの報道が何でも「煽る」調子になって久しいですが、昨今では視聴率低下という危機感があるためか、テレビメディアではそれがますます加速しています。政治的な意図が明らかでない段階の爆弾事件も「爆弾テロ」と煽り、ほとんど人 …

調布市墜落事故に想うこと

調布飛行場を飛び立った自家用セスナが付近の住宅街に墜落し、住宅火災と死者を出した事故は、調布市にオフィスを置くPR会社としても、調布市住民としても、大変痛ましく感じ、事故当日は相当に気分が落ち込みました。事実、セスナ機の …

事実と闘う広報②

広報における事実については、もうひとつ、私たち広報担当者にとってかなりの割合で仕事相手となる「メディア」にとっての事実というものも見てみたいと思います。 例えば、事件を伝えるニュースでは「XX町のショッピングモールで刃物 …

事実と闘う広報①

広報の仕事は「事実を伝えること」としばしば言われます。 しかし、一口に「事実」と言っても「誰もが思っていても言わない本当のことを言う」のと「その製品やサービスが持つ特徴を嘘を交えずに伝える」のとでは、意味的にはどちらも事 …